【言葉】
取り巻き
【読み方】
とりまき
【意味】
①とりまくこと。
②人につきまとって機嫌をとること。
【類義語】
・追っかけ
「取り巻き」の使い方
あれは有名な俳優さんだね。
取り巻きを引き連れているからすぐに分かるわね。
芸能人オーラってよく言うけど、周りにいる取り巻きのことかな。
一人でいても、着ている服が高そうだから目に留まりやすいかも。
「取り巻き」の例文
- 人気がピークの頃は、取り巻きのスタッフがたくさんいた。
- ただ、欠伸をネロとその取り巻きに見られないようにせねばならないが。(酒見賢一 ピュタゴラスの旅)
- もっとも、同じ村の子供たちは地主の息子だというのでかばってくれました。わたしはその連中を取り巻きにして威張っているいやな子供だったわけですが。(筒井康隆 エディプスの恋人)
- 彼が笑うと取り巻き連中も合わせるように笑った。
- ともこちゃんは取り巻きを引き連れているので、二人で話す機会を得られない。
「取り巻き」と「友だち」「追っかけ」との違いは?
「取り巻き」に似ている語に「友だち(ともだち)」「追っかけ(おっかけ)」があります。
「取り巻き」と「友だち」の違いは?
「友だち」とは、「親しく交わっている人。とも。友人。朋友。」という意味です。
「取り巻き」は、機嫌をとって人につきまとうことをいいます。
「友だち」は、親しく付き合うことをいうので、利害関係を伴う「取り巻き」とは意味が違います。
「取り巻き」と「追っかけ」の違いは?
「追っかけ」とは、
①おいかけること。
②辻待ちの人力車夫が客を誘うこと。
③追剥のこと。
④間を置かず、引き続いて事をするさま。
⑤ひいきにする芸能人を追いかけて回る熱狂的なファン。
という意味です。
「取り巻き」は、機嫌をとって人につきまとうことをいいます。
「追っかけ」は、芸能人を追いかけ回す熱狂的なファンをいうので、「取り巻き」とは意味が違います。