「取り乱す」の意味と使い方や例文!(類義語・対義語)

【言葉】
取り乱す

【読み方】
とりみだす

【意味】
①ちらし乱す。とりちらす。
②だらしない様子をする。
③心の平静を失い、見苦しいふるまいをする。

【類義語】
・慌てる
・狼狽える
・浮足立つ

「取り乱す」の使い方

ともこ
健太くんのお兄さんは、怪我は治るの?
健太
歩けるようにはなるけど、走ることはできないみたいなんだ。
ともこ
それはつらいわね。
健太
マラソンで世界一になるのが夢だったから取り乱していたけど、今は落ち着いてリハビリを熱心に頑張っているよ。

「取り乱す」の例文

  1. 最愛の妻が倒れ、彼はひどく取り乱していた。
  2. 友人から訃報の連絡を聞き取り乱した。
  3. 彼はいつも冷静で、驚いたり取り乱したりするようなことはない。
  4. 私は子を思う母親のように不安に取り乱しているのかもしれません。(スタンダール パルムの僧院 下)
  5. 私が警察に連れて行かれても、そんなに取り乱すような事は無かった。(野原一夫 太宰治 生涯と文学)