【言葉】
穿ち過ぎ
【読み方】
うがちすぎ
【意味】
人情の機微や物事の本質をうまくとらえているようで、実はそれが行き過ぎ、事実からはずれていること。
【類義語】
・勘ぐりすぎ
・深読みしすぎ
「穿ち過ぎ」の使い方
健太くん。クッキーを焼いてきたの。食べて。
えっ。僕に?もしかして毒薬が入っている?それとも犯罪に加担させようとしている?
穿ち過ぎよ。たくさん作りすぎたから持ってきただけよ。
そうなんだ。穿ち過ぎてごめんね。ありがたくいただくよ。
「穿ち過ぎ」の例文
- 彼にはこうなることが予め分かっていたと考えるのは穿ち過ぎだろうか。
- 朱子の語類には、凡爻中言人者、必是其人嘗占得此卦といひ、帝乙歸妹、箕子明夷、高宗伐鬼方の類を其例として擧げて居るが、少し穿ち過ぎて居るやうである。(内藤湖南 易疑)
- 彼の意見は少々穿ち過ぎだ。
- そこからともこちゃんの真意をはかろうとするのは、僕の穿ち過ぎだろうか。
- この人は、僕を唆そうとしているんじゃないかと考えるのは穿ち過ぎかもしれない。
「穿った見方」とは?
「穿ち過ぎ」と同じ「穿つ」を用いた表現の一つに「穿った見方」があります。
「穿った見方」とは、人情の機微や物事の本質をうまくとらえた見方のことをいいます。
【例文】
- 穿った見方をする彼の論文は、他の追随を許さない素晴らしい出来だった。
- 彼は穿った見方をするので、彼の小説はそれが反映され読みごたえがある。