「悪びれない」の意味と使い方や例文！「悪びれる」との違いは？（類義語）

【言葉】
悪びれない

【読み方】
わるびれない

【意味】
自分の行いに対して気おくれがしたり、恥ずかしがったりしない。

【類義語】
・厚かましい
・ふてぶてしい

「悪びれない」の使い方

健太くん。ちょっとは反省すればいいのに。

どうして僕が反省する必要があるの？こんなことみんなもやっていることでしょう？

その悪びれない態度が不快だわ。

社会に出たら僕みたいなやつがたくさんいるから、練習だと思ってよ。

「悪びれない」の例文

1. 無免許人身事故を起こした議員の悪びれない態度に批判が殺到した。
2. 悪びれない彼の言動は、度々私をイラつかせる。
3. 然し再び顔を上げた時は、平生の通り静かな悪びれない態度を回復していた。（夏目漱石 それから）
4. 父のあっけらかんとしたところ、悪びれないところが大好きだった。世間的に見れば、父はどうしようもない男なのだろうと思う。（鷺沢萠 海の鳥・空の魚）
5. 彼女の堂々とした悪びれない態度にアルカージイは驚いた。（ツルゲーネフ 父と子）

「悪びれない」と「悪びれる」との違いは？

「悪びれない」に似ている語に「悪びれる（わるびれる）」があります。

「悪びれる」とは、気おくれがして、恥ずかしがったり、卑屈な振る舞いをしたりする。

という意味です。

「悪びれない」は、「悪びれる」の否定形です。