【言葉】
野暮ったい
【読み方】
やぼったい
【意味】
やぼな感じであかぬけない。
【語源・由来】
野に暮らす農民のことで、あかぬけない人のことをいう。また、武蔵国の谷保天満宮からともされる。
【類義語】
・無粋
・無骨
・無風流
・むくつけき
「野暮ったい」の使い方
普段は気にしないんだけど、都会を歩くと、僕は野暮ったいなあって思うよ。
歩いている人みんながおしゃれだもんね。
どうすれば垢ぬけるかな。
おしゃれな美容院に行くと結構変わるわよ。
「野暮ったい」の例文
- 着ているものといえば、これまた物々しく野暮ったいものであった。(田辺聖子 新源氏物語)
- もっとも今では、自分のこの野暮ったさを、そんなに恥じてもいませんけれど。(太宰治 小さいアルバム)
- 歌も、踊りも、まだぎこちないけど、なんだかこの一、二カ月でアッと息をのむほど綺麗になったわね。以前のあの野暮ったい姿が想像できないくらい。(五木寛之 水中花)
- 健太くんは田舎者丸出しで野暮ったい。
- 野暮ったかった彼女は、化粧を覚えて垢ぬけた。
「野暮ったい」と「ダサい」の違いは?
「野暮ったい」に似ている語に「ダサい」があります。
「ダサい」とは、「あかぬけしないことを俗に言う語。やぼったい。」という意味です。
「野暮ったい」も「ダサい」も、あかぬけしないことをいい、ほぼ同じ意味です。