「見切り発車」の意味と使い方や例文!「無計画」との違いは?(語源由来・類義語・対義語)

【言葉】
見切り発車

【読み方】
みきりはっしゃ

【意味】
①電車やバスなどが発車時刻を過ぎたり満員になったりして、乗客の全部が乗りきらないうちに発車すること。
②議論や準備が十分に尽くされないままに、実行に移すこと。

【類義語】
・時期尚早
・焦り過ぎ

【対義語】
・石橋を叩いて渡る

「見切り発車」の使い方

健太
あの選手が怪我から復帰したね。
ともこ
見切り発車じゃないかって心配されてるのよ。
健太
確かに復帰が早いよね。
ともこ
また怪我をして選手生命に関わることがなければいいんだけど。

「見切り発車」の例文

  1. 見切り発車で動いて、後々後悔した。
  2. 内部のごたごたがおさまらず、見切り発車の感は否めない。
  3. スタートする日が決まっていたので、変更できず見切り発車してしまった。
  4. 見切り発車にならないよう考察を重ねる。
  5. 計画がはっきりしないまま着工に踏み切り、見切り発車との批判が出た。

「見切り発車」と「無計画」の違いは?

見切り発車」に似ている語に「無計画(むけいかく)」があります。

無計画」とは、「はっきりした見通しも立てずに、事を行うこと。また、そのさま。」という意味です。

見切り発車」も「無計画」も、はっきりしないままに実行に移すことをいいます。

しかい「見切り発車」に、電車やバスなどが発車時刻を過ぎたり満員になったりして、乗客の全部が乗りきらないうちに発車することという意味がある点が違います。