「物珍しい」の意味と使い方や例文!「珍しい」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
物珍しい

【読み方】
ものめずらしい

【意味】
物事がめずらしい。何となくめずらしい。

【類義語】
・おそろしい
・ひどい

【対義語】
・並大抵

「物珍しい」の使い方

健太
このスーパーはすごいね。
ともこ
見たこともない物珍しい商品が多いわね。
健太
プロの料理人もこの店で買い物をするらしいよ。
ともこ
ここを越える品ぞろえの店はないでしょうね。

「物珍しい」の例文

  1. しばらくは彼らの知性を満足させるような物珍しい出来事はありそうもない。(ジェイン・オースティン エマ 下)
  2. 雲の往来するにつれて山の色の変るのが非常に物珍しく思われたのであった。(永井荷風 十六 七のころ)
  3. 自分で自分の食べるものを料理するということにもかつてない物珍しさと嬉しさとを感じた。(有島武郎 或る女)
  4. ヘルプマークを物珍しそうな目で見ないで欲しい。
  5. 日本に上陸した当時は物珍しさから売れに売れた。

「物珍しい」と「珍しい」との違いは?

物珍しい」に似ている語に「珍しい」があります。

珍しい」は、
①目新しいく愛すべきである。清新な印象に基づく賛美の情をいう。かわいい。すばらしい。
②見ることが稀である。めったにない。
③特別である。

という意味です。

物珍しい」も「珍しい」も、めったにないという意味があります。

しかし「物珍しい」は、「珍しい」に、形容詞や形容動詞の語幹に付く接頭語「」がついた語です。

」は、
①なんとなくそのような状態である。
②いかにもそうである。

という意味で、「物珍しい」では②の意味で使われます。

また、「珍しい」には、めったにないの意味のほかに、「目新しいく愛すべきである。清新な印象に基づく賛美の情をいう。かわいい。すばらしい。」という意味で使われる点が「物珍しい」と違います。