【言葉】
冴えない
【読み方】
さえない
【意味】
①どこか物足りないところがあって満足できない様子だ。
②何かにつけ、うまく行かず気が滅入る様子だ。
【類義語】
・ぱっとしない
・いまいち
「冴えない」の使い方
この絵はいま一つ冴えないな。
ここに色を足してみたら?
劇的ビフォーアフターだね。すごいよ。
なんでもちょっとしたことで変わるものよ。
「冴えない」の例文
- 最近、ともこちゃんの表情が冴えない。
- 何の成果もあげることができなかった彼らの顔は冴えない。
- 小太りのからだに禿げ上がった頭。冴えない色のスーツを着た男が、すぐそこでパチンコ台を物色している。(山本文緒 眠れるラプンツェル)
- 健太くんのような冴えない男がなぜモテるのだろう。
- 父はそういわんばかりの満悦ぶりであったが、ぼくの心は一向に冴えなかった。(李成 砧をうつ女)
「冴えない」と「しがない」の違いは?
「冴えない」に似ている語に「しがない」があります。
「しがない」とは、
①とるに足りない。つまらない。
②貧しい。乏しい。
という意味です。
「冴えない」も「しがない」も足りないことをいいます。
しかし「冴えない」は、「物足りない。気が滅入る。」という意味です。
対して「しがない」は、「とるに足りない。貧しい。」という意味です。