「ご無沙汰しております」の意味と使い方や例文!「お久しぶりです」との違いは?(類義語)

【言葉】
ご無沙汰しております

【読み方】
ごぶさたしております

【意味】
長い間相手を訪問しなかったり便りを出さないでいたりすることを詫びる挨拶の語。

「無沙汰」を丁寧に言う語。
【類義語】
・お久しぶりです
・久方ぶりです

「ご無沙汰しております」の使い方

健太
感染症蔓延中は、持病のある恩師になかなか会いに行くことができずにいたんだよ。
ともこ
健太くんも先生も会いたかったでしょうね。
健太
それでたまらず、この前、テレビ電話をしたんだ。ご無沙汰しておりますって挨拶したら、久しぶり過ぎて涙が出そうになったよ。
ともこ
これからも感染症との闘いは続くけれども、人を想う気持ちや思いやる気持ちは大切にしたいわね。

「ご無沙汰しております」の例文

  1. 前にお伺いしたのは三年前です。ご無沙汰しております
  2. ご無沙汰しております。おかげさまで忙しくて顔を出すことができませんでした。
  3. ご無沙汰しております。元気でやっております。
  4. ご無沙汰しております。実は長期入院していて、先日退院することができたんです。
  5. 鉄平もがっしりとした手を出し、 「すっかりご無沙汰しております、この度は頭取にご就任、おめでとうございます」 十数年ぶりの握手を交わした。(山崎豊子 華麗なる一族 上)

「ご無沙汰しております」と「お久しぶりです」との違いは?

ご無沙汰しております」に似ている表現の一つに「お久しぶりです(おひさしぶりです)」があります。

お久しぶりです」とは、前に会ってから、長い日数をおいて再び会うときにいう挨拶の言葉です。

ご無沙汰しております」も「お久しぶりです」も、しばらく会っていなかった人と再会したときに交わすあいさつです。

しかし「ご無沙汰しております」が、無沙汰を謝罪する語であるのに対して、「お久しぶりです」には謝罪の意味はありません。

また、目上の人に対して使う場合、「お久しぶりです」よりも「ご無沙汰しております」の方が丁寧な表現です。