【言葉】
はにかむ
【意味】
恥ずかしがる。恥ずかしそうな表情をする。
【類義語】
・てれる
・はじらう
「はにかむ」の使い方
あの子がはにかむ姿がかわいいね。
健太くんと目が合ってはにかみながらほほえんだの?
そうなんだ。かわいらしいよね。
彼女の策略にはまったわね。あのはにかむ表情にはまる人が多いのよ。
「はにかむ」の例文
- 東京の人から見たら田舎くさい服かもしれないけれど、オカンのお気に入りのワンピースだった。ボクはそれを着ている時のオカンのはにかんだ顔を見るのが好きだった。(リリー・フランキー 東京タワー オカンとボクと 時々オトン)
- ともこちゃんは、はにかんでうつむいてしまった。
- かわいいねと言われて彼女ははにかんだ。
- 挨拶をすると、はにかんで、その子は母親の後ろに隠れた。
- Sは口ごもって、ひどくはにかんだように物を言う癖があったのである。(寺田寅彦 銀座アルプス)
「はにかむ」と「微笑む」「照れる」の違いは?
「はにかむ」に似ている語に「微笑む(ほほえむ)」「照れる(てれる)」があります。
「はにかむ」と「微笑む」の違いは?
「微笑む」は、
①声をたてずににっこり笑う。微笑する。ほおえむ。
②花のつぼみが少し開く。ほころびる。ほおえむ。
という意味です。
「はにかむ」は、恥ずかしそうに「微笑む」ことをいうこともありますが、「微笑む」には、恥ずかしいという意味がありません。
「はにかむ」と「照れる」の違いは?
「照れる」は、「気恥ずかしく感じる。また、恥ずかしそうな態度や表情をする。」という意味です。
「はにかむ」も「照れる」も、自分の存在や行為に、人から注目されるのが恥ずかしいと思うさまをいいます。
しかし「はにかむ」は、いつもと違った身振りや行動で恥ずかしさを表す「照れる」と違って、言葉や身ぶりはほとんどなく、ほほえんだり、下を向いたり、目をそらしたりすることで恥ずかしさを表すことをいいます。