「馳せ参じる」の意味と使い方や例文!「馳せ参ずる」との違いは?(類義語)

【言葉】
馳せ参じる

【読み方】
はせさんじる

【意味】
大急ぎで参上する。

【類義語】
・参上する

「馳せ参じる」の使い方

ともこ
健太くん。遅かったわね。
健太
これでも急いできたんだよ。
ともこ
緊急時には、大事な用件を放り出してでも、王のもとに馳せ参じるべきでしょう?
健太
放り出してきたけど、ここから一番遠くにいたんだよ。

「馳せ参じる」の例文

  1. 誰にもあれそれがしは、その殿の馬前に馳せ参じて、忠節をつくさうずる。(芥川龍之介 きりしとほろ上人伝)
  2. 豊臣の名を以て、家康は諸将を自分のもとに馳せ参じさせる実力を持っていた。(三浦綾子 細川ガラシャ夫人)
  3. 僕だって、その孫文という英雄の許に馳せ参じて、大いに激励してやるさ。(太宰治 惜別)
  4. お上の危機に馳せ参じる
  5. 誰よりも早く馳せ参じ王の信頼を得た。

「馳せ参じる」と「馳せ参ずる」の違いは?

馳せ参じる」に似ている語に「馳せ参ずる(はせさんずる)」があります。

馳せ参じる」は、「馳せ参ずる」のサ行変格活用の上一段化です。

なので意味は同じです。