【言葉】
身を案じる
【読み方】
みをあんじる
【意味】
身体や身の上を心配する。
【類義語】
・安否を気遣う
・心配する
「身を案じる」の使い方
みんなが彼の身を案じて探し回っているというのに、どこに行ってしまったんだろうね。
家出ならまだいいわよ。誘拐だったら大変なことよ。
家出だと思い込んでいたよ。誘拐の可能性もあるんだね。
早く見つかるといいなあ。
「身を案じる」の例文
- 海外に旅立つ息子の身を案じない親はいない。
- 数少ない、行きずりの、私の身を案じてくれた人のことが気にかかった。(宮部みゆき 蒲生邸事件)
- 「就英殿の身を案じておるのかな」 と声を掛けられ、景は振り返った。(和田竜 村上海賊の娘 下巻)
- なるほど子の情として親の身を案じてくれる、その点は空には思はん。(尾崎紅葉 金色夜叉)
- ひねくれ者の健太くんが、兄の身を案じるとは驚きだ。
「案じる」と「案ずる」の違いは?
「身を案じる」は、「身を案ずる」という表現でも使われます。
「身を案じる」の「案じる」は、「案ずる」の上一段活用で、江戸時代後期から使われるようになりました。
「身を案じる」も「身を案ずる」も、同じ意味で使われます。