「投げ出す」の意味と使い方や例文!「途中で投げ出す」とは?(類義語・対義語)

【言葉】
投げ出す

【読み方】
なげだす

【意味】
①投げて外に出す。投げつけるようにして差し出す。ほうり出す。なげいだす。
②命・財産などを惜しげもなく差し出す。
③事が完成しないうちにあきらめてやめてしまう。

【類義語】
・諦める
・途中放棄する

【対義語】
・仕上げる

「投げ出す」の使い方

健太
ああー。もう無理だ。英語なんてできなくても翻訳機があるよ。
ともこ
投げ出しちゃだめよ。自分の言葉で相手に伝えた方が信頼されるし仲良くなれるわよ。
健太
海外の友達がたくさんできるかな。
ともこ
もしかしたら彼女もできるかもしれないわよ。

「投げ出す」の例文

  1. それというのも自分の全体をすっかり投げ出すことができたからなんだ。(ゲーテ 若きウェルテルの悩み)
  2. 彼には、優勝するためにすべてを投げ出す覚悟がある。
  3. 見ると家の前の広場には、太い薪が山のように投げ出されてありました。(宮沢賢治 祭の晩)
  4. 徳のある自分になろうとすれば、生活を投げ出さなければならなかった。(室生犀星 津の国人)
  5. 健太くんの部屋には、準備途中のトランクが投げ出されていた。

「途中で投げ出す」とは?

投げ出す」を用いた表現の一つに「途中で投げ出す(とちゅうでなげだす)」があります。

途中で投げ出す」とは、事が完成しないうちにあきらめてやめてしまうことをいいます。

【例文】

  1. 任期途中で投げ出すとは、有権者をばかにしている。
  2. 途中で投げ出すことなく、成功するまで繰り返し挑戦した。