【言葉】
滲み出る
【読み方】
にじみでる
【意味】
①水などがじわじわとしみて出る。
②性格などが自然に現れ出る。
【類義語】
・あふれ出る
「滲み出る」の使い方
汗が滲み出てきたよ。
思いの外暑いわね。
もう秋だというのにね。
でも、寒いよりもいいじゃない。
「滲み出る」の例文
- 東大生は、発言の端々から賢さが滲み出る。
- 文字にはその人の性格が滲み出るものだ。
- しかし舞台の上に子供などが出て来て、甲の高い声で、憐れっぽい事などを云う時には、いかな私でも知らず知らず眼に涙が滲み出る。(夏目漱石 硝子戸の中)
- しかし単に整った顔立ちをしているというのではなく、内側から滲み出る育ちの良さ、人間性の高さのようなものが感じられた。(東野圭吾 白夜行)
- そしてインキもあゝ云う青い色でなく、墨汁に近い液体にして、それが軸から毛の方へ滲み出るように工夫したであろう。(谷崎潤一郎 陰翳礼讃)
「優しさが滲み出る」とは?
「滲み出る」を用いた表現の一つに「優しさが滲み出る(やさしさがにじみでる)」があります。
「優しさが滲み出る」とは、優しい性格が自然に現れ出ることをいいます。
【例文】
- 二人の笑顔の写真から、優しさが滲み出る。
- ともこちゃんが作ってくれた料理から優しさが滲み出る。