【言葉】
慮る
【読み方】
おもんぱかる
【意味】
よくよく考える。考えはかる。思いめぐらす。
【類義語】
・思いめぐらす
「慮る」の使い方
ともこちゃんは良い人だね。
そう?
相手の立場を慮ることができるんだもん。僕は自分のことしか考えないよ。
情けは人の為ならずよ。結局、私も自分のためなのよ。
「慮る」の例文
- なぜなら、父の歯が悪いのを慮って、固い皮がむしり取ってあったから。(モーパッサン ある女の告白)
- 過失の二字をつけたのは、彼の年齢を慮っての係官の温情だったろうか。(皆川博子 水底の祭り)
- 大変な境遇にあるチームメイトの心労を慮る。
- 怖がりな僕を慮って、肝試しのコースを明るい道にしてくれた。
- 親友を亡くしたばかりにもかかわらず、つらい気持ちを隠し、笑顔でテレビ番組に出演する彼を慮る声が上がる。
「おもんぱかる」は間違い?
「慮る」は、「オモヒハカル」の音便です。
「慮る」は、「おもんぱかる」とも「おもんばかる」とも読みます。
しかしニュースなどでは「おもんぱかる」を用います。