「おもむろに」の意味と使い方や例文!「おもむろに取り出す」とは?(類義語・対義語)

【言葉】
おもむろに

「徐に」と表記する。
【意味】
落ち着いて事を始めるさま。ゆるやかに。おもぶるに。

【類義語】
・やおら
・悠然と

【対義語】
・速やかに
・やにわに
・いきなり
・すぐに
・不意に

「おもむろに」の使い方

ともこ
おもむろにペンを取り出したわね。
健太
きっといいメロディが浮かんだんだよ。
ともこ
ホテルに缶詰めになった甲斐があったわね。
健太
新曲が浮かばないって嘆いて一年。ようやく彼の新曲を聞くことができるのか。

「おもむろに」の例文

  1. おもむろに携帯電話を取り出して誰かと通話を始めた。
  2. 集まったメンバーの顔を見回して、おもむろに口を開いた。
  3. 微動だにしなかったそのお爺さんはおもむろに立ち上がった。
  4. おもむろにその日のことを語り始めた。
  5. おもむろに手帳を開き予定を確認した。

「おもむろに取り出す」とは?

おもむろに」を用いた表現の一つに「おもむろに取り出す(おもむろにとりだす)」があります。

おもむろに取り出す」とは、ゆっくり取り出すことをいいます。

「突然」「不意に」の意で使うのは誤用です。

【例文】

  1. ポケットから煙草をおもむろに取り出す
  2. 鞄の中から手紙をおもむろに取り出す