「立て替える」の意味と使い方や例文!「貸す」との違いは?(類義語)

【言葉】
立て替える

【読み方】
たてかえる

【意味】
他人に代わって一時、代金を支払う。

【類義語】
・肩代わりする
・用立てる

「立て替える」の使い方

健太
お財布を忘れてしまったよ。
ともこ
ここは私が立て替えておくわ。
健太
それは嫌だ。ともこちゃんに立て替えてもらうと、倍にして返さないといけないんだもん。
ともこ
忘れる方が悪いのよ。ともこファイナンスは利子が高いわよ。

「立て替える」の例文

  1. 立て替えた交通費を健太くんに請求する。
  2. 父が立て替えて支払ってくれていたようで、期日に間に合った。
  3. 着払いの荷物を兄が立て替えて受け取ってくれた。
  4. 僕にいつ誰れが始て噂をしたか知らぬが、金がない時は末造が立て替えてくれると云うことを僕は聞いた。(森鴎外 雁)
  5. 立て替えてもらったお金の借用書を作った。

「立て替える」と「貸す」の違いは?違いは?

立て替える」に似ている表現に「貸す」があります。

貸す」とは、
[動サ五(四)]
①自分の金や物などを、ある期間だけ他人に使わせる。
②使用料をとって、ある期間他人に利用させる。
③能力・労力などを他人に提供する。

という意味です。

「お金を立て替える」「お金を貸す」のように、両語とも後で返してもらうお金に対して使われます。

立て替える」は、他人が支払うべき代金を、代わって一時的に支払うことをいいます。

貸す」は、他人が代金を支払わなければならない前提はなく、お金が必要な何らかの理由を抱えている人にお金を渡すことをいいます。