【言葉】
ともかく
【意味】
①・・・はさておき。・・・は別として。
②どのようであろうと。何にせよ。とにかく。
【類義語】
・何にせよ
・とにかく
・ともかくも
「ともかく」の使い方
時間がないのならともかく、遊んでいるなら手伝ってよ。
遊ぶことに忙しくて無理だよ。
これが終わらないと、健太くんも帰れないのよ。
そうなの?じゃあ手伝わないと。
「ともかく」の例文
- 子供ならともかく、いい大人がみっともないったらありゃしない。
- 国語はともかく、数学が目も当てられない。
- 雨が降りそうだが、ともかく出かけてみよう。
- 勝敗はともかく、悔いのない試合をしたいと考えている。
- ともかく分かりやすい参考書がほしい。
「ともかく」と「とにかく」「とかく」との違いは?
「ともかく」に似ている表現に「とにかく」「とかく」があります。
「ともかく」と「とにかく」の違いは?
「とにかく」とは、「それはさておき。何にせよ。ともかく。」という意味です。
「ともかく」も「とにかく」も、ある現状を分析することなく受け止めておいて、自分の意見を付け加えるさまをいいます。
しかし「ともかく」は、「AはともかくBは」「AならともかくBは」のように、AとBを対比させる使い方をする点が「とにかく」と違います。
「ともかく」と「とかく」の違いは?
「とかく」とは、
①かれこれ。なにやかや。いろいろ。とこう。
②ともすれば。ややもすれば。
③とにかく。何にせよ。
という意味です。
「ともかく」も「とかく」も、何にせよという意味で使われます。
しかし「とかく」には、「寒くなると、とかく欠席者が増える」のように、そのようになりやすいさまをいう意味や、「人のすることをとかく批判する前に」のように、漠然と様々な物事を表し、あれやこれや、なにやかやという意味がある点が「ともかく」と違います。
対して「ともかく」は、いろいろと事情はあるにしても、それらにかかわらない、それはさておいてという意味で使われる点が「とかく」と違います。