「危なげない」の意味と使い方や例文!誤用に注意!(類義語・対義語)

【言葉】
危なげない

【読み方】
あぶなげない

【意味】
危なそうな気配がないさま。

【類義語】
・確実
・安定した
・無難
・安静

【対義語】
・危なそう

「危なげない」の使い方

健太
ここまで危なげなく勝ち進んできたね。
ともこ
格下のチームばかりだったからね。問題はここからよ。
健太
全国クラスの強豪ばかりだね。
ともこ
どのチームが優勝してもおかしくないわよ。油断はできないわね。

「危なげない」の例文

  1. 他のメンバーもそこそこ好調で、結局、東松女子は危なげなく決勝まで駒を進めた。(誉田哲也 武士道シックスティーン)
  2. ユーシスの一行に出くわす可能性のある正門から入るよりも、かえって危なげないと思ったのだ。(荻原規子 西の善き魔女4 世界のかなたの森)
  3. 道なき道をともこちゃんは危なげない足取りで進んで行く。
  4. 終始危なげない試合運びで、王者の強さを見せつけた。
  5. 危なげない投球で、その試合は無失点に抑えた。

誤用に注意!

危なげない」は、危なそうな気配がないさまをいいます。

危なげ」は、「みるからに危なそうなこと。確実さに乏しく安心ができないこと。また、そのさま。」という意味です。

この「危なげない」を、危なっかしくて安心して見ていられないという間違った意味で使われていることが少なくありません。

危なげ」の意味から生じた間違いだと考えられますが、「危なげ」が「ない」ことから、「危なげない」は、安心して見ていられるさまをいいます。