「悪しき」の意味と使い方や例文!「悪しき慣習」とは?(類義語・対義語)

【言葉】
悪しき

【読み方】
あしき

【意味】
悪い。よくない。

【語源・由来】
形容詞「あ(悪)し」の連体形から。

【類義語】
・悪い
・よくない

「悪しき」の使い方

健太
賞味期限を偽装していたあの企業が、会社名を変えるんだって。
ともこ
悪しきイメージを払しょくさせるつもりなのね。
健太
名称とともに偽装も風化させようという考えだよね。
ともこ
名称と一緒に体質も変わればいいけどね。

「悪しき」の例文

  1. 良きも悪しきも当たり前だった男尊女卑という姿勢が、戦後大きく変わった。
  2. それは悪しき制度に伴う一つの変態な現象と考え得ないであろうか。(柳宗悦 工芸の道)
  3. 子供の支援が本来の目的であるはずなのに、営利優先の悪しきビジネスモデルになった。
  4. ジーラハはなんと言ったか?悪しき忠言を与えしことなく、それ故心やましからざるものは幸いなり!美しき樹木の緑の葉のうちには、落つるものもあり、生え出ずるものもあり。(ヘッセ 車輪の下)
  5. 私はまだ金閣から、悪しき影響、あるいはその毒を受けていなかった。(三島由紀夫 金閣寺)

「悪しき慣習」とは?

悪しき」を用いた表現の一つに「悪しき慣習(あしきかんしゅう)」があります。

悪しき慣習」とは、よくないしきたりのことをいいます。

【例文】

  1. 視聴率でそのドラマの良し悪しを判断するのは悪しき慣習だ。
  2. 時代とともに、女性が家庭に縛られる悪しき慣習は改められていった。