【言葉】
こよなく
【意味】
この上なく。
【語源・由来】
形容詞「こよなし」の連用形から。古くは単に程度のはなはだしいことを表した。現代では文語的な表現として賛美の情感を伴って用いられる。
【類義語】
・比類なく
「こよなく」の使い方
サッカーをこよなく愛する健太くんは、W杯開催中は眠れなかったんじゃないの?
授業中寝ていたから大丈夫。
授業はちゃんと聞かないとだめじゃないの。
4年に一回のことだから許してよ。
「こよなく」の例文
- 直哉の方も、こよなく祖母を愛し、祖母に我儘放題を言って大きくなる。(志賀直哉 小僧の神様・城の崎にて)
- 秋山小兵衛は弥七や又六や為七を愛したように、江戸の町をこよなく愛したのだ。(池波正太郎 剣客商売 7 隠れ蓑)
- 若いころいろいろな世界を見てきたが、いまではこの灰色の丘陵をこよなく愛していた。(コードウェイナー・スミス 鼠と竜のゲーム)
- 彼は人間という存在をこよなく愛していたので、裏切られても人間不信に陥ることは無かった。
- 生まれ育ったこの土地をこよなく愛する。
「こよなく愛する」とは?
「こよなく」を用いた表現の一つに「こよなく愛する(こよなくあいする)」があります。
「こよなく愛する」とは、この上なく愛することをいいます。
【例文】
- 健太くんは無印良品をこよなく愛する、MUJIマニアだ。
- 彼は酒をこよなく愛し、医者に止められてもやめなかったという。