「怠る」の意味と使い方や例文!「怠ける」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
怠る

【読み方】
おこたる

【意味】
①すべきことをしないでおく。なまける。また、気をゆるめる。油断する。
②病気がよくなる。快方に向かう。
③過ちを犯す。
④中断する。休む。

【類義語】
・怠ける
・さぼる

【対義語】
・努める
・励む
・勤しむ

「怠る」の使い方

ともこ
健太くん。草むしりが大変そうね。
健太
これを怠ると近所から苦情が来るからね。
ともこ
戸建てはそういうところが大変ね。
健太
マンションはそういうところが無いから楽だね。

「怠る」の例文

  1. いつも注意をらず、耳にはいることは何もかも私に知らせてください。(スタンダール 大久保和郎 パルムの僧院 下)
  2. 尤も新聞は同時に吾々に一つの希望を与えることをってはいなかった。(戸坂潤 社会時評)
  3. いい小説を書こうとする努力は多くの優秀な読者を得ようとする努力と不可分離のものであって、このどちらかが欠けている人にはそもそも小説を書く資格がない。過去現在を通じていかなる大作家もこのふたつの努力を共にらなかった。(筒井康隆 大いなる助走)
  4. 注意を怠るととんでもないミスをしでかす。
  5. いつものサイズでいいと思い試着をったらサイズが合わなかった。

「怠る」と「怠ける」の違いは?

怠る」に似ている語に「怠ける(なまける)」があります。

怠ける」とは、
①なすべきことをしない。働かない。ずるける。
②元気がなくなる。力がなくなる。
③なまやさしくなる。鈍くなる。

という意味です。

怠る」も「怠ける」も、「おこたる。なまける。たるむ。」の意の「」が使われ、すべき行為、望ましい行為をしないことをいいます。

しかし「怠る」は、「注意を怠る」のように、自分に課せられた義務をしないままにしておくことをいいます。

対して「怠ける」は、なすべきことをする余裕があるのに、しないまま放っておくことをいいます。