「おしなべて」の意味と使い方や例文!「すべからく」「おおむね」との違いは?(類義語)

【言葉】
おしなべて

「押し並べて」と書く。
【意味】
①あまねく。すべて一様に。概して。
②普通に。世間並みに。

【類義語】
・総じて
・概して

「おしなべて」の使い方

健太
戦争が終わらない限り、おしなべて景気が悪くなる予想なんだって。
ともこ
給料が上がらないのに物価が高くなる。
健太
子供の数を増やせと言うけど学費も高くなっているし無理だよね。
ともこ
この国の未来は真っ暗ね。

「おしなべて」の例文

  1. 今年の新入社員はおしなべて優秀だ。
  2. その映画への評価はおしなべて好意的なものだった。
  3. 世界の株価がおしなべて低調だ。
  4. このメーカーの車はおしなべてかっこいい。
  5. その姿もおしなべて、一層立派になって、すらりとしてきたような気がした。(イワン・ツルゲーネフ はつ恋)

「おしなべて」と「すべからく」「おおむね」との違いは?

おしなべて」に似ている語に「すべからく」「おおむね」があります。

「おしなべて」と「すべからく」の違いは?

すべからく」は、「なすべきこととして。当然。」という意味です。

おしなべて」は、あまねく、全体に渡っていることをいいます。

両語は似ているように見えますが、意味が違います。

「おしなべて」と「おおむね」の違いは?

おおむね」とは、「大意。あらまし。おおよそ。」という意味です。

おしなべて」は、「総じて。全体に渡っていること。」をいいます。

おおむね」は、大体のことをいいます。

対して「おしなべて」は、全てのことをいいます。