【言葉】
煩わしい
【読み方】
わずらわしい
【意味】
①心を悩ましてうるさい。面倒で、できれば避けたい気持ちである。
②こみ入っていて複雑である。
③気がおかれる。気をつかわせられる。
④からだのぐあいが悪い。病気である。
【類義語】
・面倒臭い
・ややこしい
・うるさい
・やかましい
「煩わしい」の使い方
先輩って煩わしいなあ。
運動部は特に煩わしいわね。
運動部ってなんでThe体育会系なんだろう。
先輩の言うことが絶対なのよね。実力主義にすればいいのに。
「煩わしい」の例文
- 迷惑メールが届くのが煩わしい。
- 同居というのは想像以上に煩わしい。
- 煩わしい人間関係に振り回されたくない。
- ひと時、煩わしいものすべてから逃れた彼は、兄に呼びかける。(有栖川有栖 ダリの繭)
- その習慣がつかない中は、忌わしく煩わしいものであるが、一旦既に習慣がついた以上は、それなしに生活ができないほど、日常的必要なものになってしまう。(萩原朔太郎 僕の孤独癖について)
「煩わしい」と「面倒くさい」「鬱陶しい」との違いは?
「煩わしい」に似ている語に「面倒くさい(めんどうくさい)」「鬱陶しい(うっとうしい)」があります。
「煩わしい」と「面倒くさい」の違いは?
「面倒くさい」とは、「たいそう面倒である。いかにも面倒に感じられる。わずらわしい。めんどくさい。」という意味です。
「煩わしい」も「面倒くさい」も、事柄が簡単でなく、心を悩ませる状態のことをいいほぼ同じ意味です。
しかし「面倒くさい」の方が、面倒でいやだと思う気持ちが含まれ口語的な言葉です。
「煩わしい」と「鬱陶しい」の違いは?
「鬱陶しい」とは、
①心がふさいで晴れ晴れしない。気分が重苦しい。
②邪魔になってうるさい。煩わしい。
という意味です。
「煩わしい」も「鬱陶しい」も、邪魔になってうるさいことをいいます。
しかし「煩わしい」は、負担に感じて不快であることをいいます。
対して「鬱陶しい」は、邪魔なものがあるようで不快であることをいいます。