【言葉】
見限る
【読み方】
みかぎる
【意味】
期待したほどの見込みがないと考えて諦める。見切りをつける。
【類義語】
・見捨てる
・みきり
【対義語】
・見直す
・見込む
「見限る」の使い方
健太くんの家の庭には彼岸花が咲いているのね。
おじいちゃんが植えたんだよ。
わざわざ植える人はほとんどいないわよね。
ほとんどいないだろうね。でも、見限ったものでもないよ。風情があって素敵なんだよ。
「見限る」の例文
- 父は僕を見限って、弟を後継者にするようだ。
- 妻が夫を見限る熟年離婚が増えている。
- この試合結果だけで彼を見限るのは早計だと思う。
- 北条政子は、源頼家を見限った。
- その残虐行為で、国民の多くは彼を見限った。
「見限る」「見捨てる」との違いは?
「見限る」に似ている語に「見捨てる(みすてる)」があります。
「見捨てる」とは、
①見ていながら、そのままにしておく。
②世話をしたり、関係を保ったりするのをやめる。見限る。
という意味です。
「見捨てる」も「見限る」も、世話をしたり、関係を保ったりするのをやめることをいいます。
しかし「見限る」は、見込みがないと判断して、切り捨てることをいいます。
対して「見捨てる」は、状態や状況を把握しているにもかかわらず、そのままにしておくことをいいます。