【言葉】
窘める
【読み方】
たしなめる
【意味】
①よくない点を注意する。いましめる。
②苦しめる。なやます。
【類義語】
・苦言を呈する
・戒める
「窘める」の使い方
文化祭で何をするか決まったよ。
みんなの意見を聞いたの?
僕が独断で決めたんだよ。
みんなの気持ちを聞くべきだって窘めてくれる人はいなかったの?
「窘める」の例文
- 「そんなことを口にしてはいけませんよ」 浅見は痛ましい目で窘めた。(内田康夫 天河伝説殺人事件 下)
- 王様を窘める人は誰であれ処刑になる。
- ともこちゃんに窘められ、しぶしぶ従った。
- 調子に乗っていたところを健太くんに窘められた。
- ちょっとしゃべり過ぎですよと窘められた。
「窘める」と「咎める」「宥める」との違いは?
「窘める」に似ている表現に「咎める(とがめる)」「宥める(なだめる)」があります。
「窘める」と「咎める」の違いは?
「咎める」とは、
①悪いことをしたと心を痛める。
②傷やはれものをいじって悪くする。
③過ちや欠点などを取り上げて責める。
④怪しんで問いただす。
という意味です。
「窘める」は、間違いをしている人を注意することをいいます。
対して「咎める」は、「窘め」てもだめな場合、失敗を取り上げて責めることをいいます。
「窘める」と「宥める」の違いは?
「宥める」とは、
①怒りや不満などをやわらげ静める。事が荒だたないようにとりなす。
②罪などに対して寛大な処置をとる。
という意味です。
「窘める」は、よくない点を注意することをいいます。
対して、「宥める」は、怒りや不満などをやわらげ静めることをいうので、似ていますが意味は違います。