【二字熟語】
術策
【読み方】
じゅっさく
【意味】
はかりごと。謀計。
【語源・由来】
「術」は「すべ。てだて。方法。たくらみ。」
「策」は「はかりごと。計画。計画を立てる。」
【類義語】
謀略、小細工
術策(じゅっさく)の使い方
戦国時代は術策を弄することができないと生き残ることができなかったんだろうね。
現代でも術策を弄しないと、敵の術策にはまるわよ。
そうなの?現代でも競争に生き残るために術策をめぐらす必要があるのか。
いつの世も人間の本質は変わらないわよ。
術策(じゅっさく)の例文
- 敵の術策にはまるとは迂闊だった。
- がしかし政府の小手先の術策は八四年の韓国米輸入ですっかりばれてしまいます。(井上ひさし、コメの話)
- 最後の場にのぞんだ時に、意識せずしてこの術策を弄してしまう武蔵であった。(坂口安吾、青春論)
- そこには税金をできる限り支払わなくてすむようにするための術策が記されています。
- 有能なともこちゃんでも、さすがに術策尽きた様子です。
「権謀術策」とは?
「術策」を用いた表現の一つに「権謀術策(けんぼうじゅっさく)」があります。
「権謀術策」とは、「巧みに人をあざむく策略。人知を尽くした企み。」という意味です。
「権謀」は、その場その時の変化に応じた策略という意味です。
出典は、朱熹「大学章句序」からです。
【類義語】・権謀術数(けんぼうじゅっすう)
・奸智術数(かんちじゅっすう)
・虚虚実実(きょきょじつじつ)
・譎詐百端(けっさひゃくたん)
・手練手管(てれんてくだ)
・反間苦肉(はんかんくにく)
【例文】
- その巨大企業の中では、権謀術策のパワーゲームが渦巻いていた。
- ともこちゃんは権謀術策に長じ、博学多才の人として知られています。