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境内の読み方!「けいだい」と「きょうない」正しいのは?

境内の読み方

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「境内」があります。

問題

Q「境内」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

境内の読み方
  1. 「けいだい」
  2. 「きょうない」
  3. 「けいだい」と「きょうない」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「境内」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「境内」の読み方は、「けいだい」?「きょうない」?

読み方

境内の正しい読み方は、「けいだい」「きょうない」どちらなのでしょうか。実際に読むとなると悩むことがあるかもしれませんね。

「境」の音読みには「キョウ」「ケイ」があり、「内」の音読みには「ナイ」「ダイ」があるので、どちらも読めそうです。

しかし、境内の読み方としては「けいだい」が正しく、「きょうない」は間違いになります。

正解は、①の「けいだい」です。

広辞苑には「けいだい」の項目はありますが、「きょうない」はありません。

境は「きょう」と読むことが多く「けい」と読む言葉は他にはなかなか見当たりませんが、内を「だい」と読む言葉には「内裏(だいり)」「参内(さんだい)」「入内(じゅだい)」「海内(かいだい)」「宇内(うだい)」などがあります。

「境内」の意味

意味

境内の意味は「社寺の境域のうち」「境界のうち」です。寺社や仏閣の構内は、境界の内側、つまり結界の内にある聖域を意味しています。神社では鳥居やしめ縄、段差などで外界と区切られています。

「境」には「さかい」「くぎりめ」の意味があります。また、「内」には「一定範囲のなか」「うち」や「宮中」「朝廷」の意味があります。

境内を用いた例文には「神社の境内で遊ぶ」「鳥居をくぐって境内へ入る」があります。

まとめ

まとめ
  • 境内の読み方は「けいだい」が正しい。
  • 「きょうない」と読むのは間違い。
  • 境内は「寺社(仏閣)の構内」を意味する。