狂気の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
狂気
【読み方】
きょうき
【意味】
気が狂っていること。また、異常をきたした精神状態。
何かがちょっと変やったり、通常とは違う感じのときに、それを「狂気」と言うんやろ。ちょっと怖い気もするわな。
【語源・由来】
気が狂う意から。
【類義語】
狂乱、気違い
【対義語】
正気
狂気(きょうき)の解説
「狂気」という言葉は、人が正常な考えや行動をしなくなること、また、心がおかしくなるような状態を表す言葉なんだよ。
これは、普通の考えや判断ができないような、正しくない精神の状態を指すんだ。たとえば、「狂気が宿る」は、人の心の中に狂気が入り込んで、その人が普段とは違った、変わった行動や考えを持ち始めることを示しているんだ。狂気が「宿る」とは、その状態がしばらく続くことを意味しているよ。
また、「三十面をさげてはあのような美しい狂気じみた恋は出来まいと思われるのである」〈髪・織田作之助〉では、「狂気じみた」という表現が使われているね。これは、恋愛の感情が非常に強く、普通の恋愛とは一線を画すような、極端な恋愛のことを表しているんだ。この文章では、そんな狂気のような強い恋愛感情が、とても美しいとも感じられるということを伝えているよ。
だから、「狂気」という言葉は、普通の人とは違った、異常な精神状態や行動を指すことが多いんだね。
狂気(きょうき)の使い方
狂気(きょうき)の例文
- ともこちゃんの収集癖は、もはや狂気に近い。
- そこへ行くのは狂気の沙汰だ。
- 健太くんを空手部の部長にするなんて狂気の沙汰だ。
- 健太くんは、狂気に支配されたかのように、部屋の中のものを破壊し始めた。
- 芸術とは狂気から生まれるものです。
狂気の文学作品などの用例
-
・・・もあればだが、真昼中狂気染みた真似をするのであるから、さすがに世・・・ 泉鏡花「おばけずきのいわれ少々と処女作」
「狂気の沙汰」とは?
「狂気」は、「狂気の沙汰」という表現で使われることがあります。
「狂気の沙汰」の「沙汰」は、ここでは、「問題となるような事件。その是非が問われるような行為。」をいいます。
「狂気の沙汰」は、気が狂っているとしか思えないような行為や事件をいいます。
それは、まるでその人の気が狂っているかのような、非常識な行為や出来事を意味しているよ。
ちょっと頭おかしくなりそうな出来事や、ハテナが付くような行動のことを「狂気の沙汰」と呼ぶんやな。
【例文】
- こんな嵐の中出航するのは狂気の沙汰だ。
- 狂気の沙汰としか考えられないような事件だった。
- 感染症が蔓延している中、披露宴をするなんて狂気の沙汰だ。
具体的には、普通とは違う行動や考えを持つこと、気が狂っている状態を言うんだ。