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「惨烈」の意味と使い方や例文!「凄惨」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
惨烈

【読み方】
さんれつ

【意味】
きわめてむごたらしいこと。きわめてきびしいこと。また、そのさま。

【語源・由来】
「惨」は「むごい。」
「烈」は「勢いがはげしい。」

【類義語】
凄惨、惨め

惨烈(さんれつ)の使い方

健太
昨日の台風はすごかったね。
ともこ
すごい暴風雨で眠れなかったわ。健太くん、見てよ。惨烈な台風の爪痕ね。
健太
僕たちの学校が無いね。
ともこ
超大型台風と一緒に太平洋沖に飛んでいってしまったのかしら。

惨烈(さんれつ)の例文

  1. 惨烈な被災地の状況に目を背けた。
  2. 戦況は惨烈で、一瞬も油断できない状況だ。
  3. 比叡山を焼き討ちにした信長の惨烈ぶりに批判が高まった。
  4. 惨烈な戦いとなり、戦場は血の海になったという。
  5. 彼の判断ミスが、事態を一層惨烈なものにしてしまった。

「惨烈」と「凄惨」の違いは?

惨烈」に似ている語に「凄惨(せいさん)」があります。

凄惨」は、「目をそむけたくなるほどいたましいこと。ひどくむごたらしいこと。また、そのさま。」をいいます。

惨烈」も「凄惨」も、ひどくむごたらしいことをいい、ほぼ同じ意味で使われます。

しかし「惨烈」には、きわめてきびしいという意味がある点が違います。

」は、「すさまじい。ぞっとする。」、「」は「いたむ。いたましい。むごい」という意味です。