【二字熟語】
相克
「相剋」とも書く。
【読み方】
そうこく
【意味】
①対立・矛盾する二つのものが互いに相手に勝とうと争うこと。
②五行 (ごぎょう) 説で、木は土に、土は水に、水は火に、火は金に、金は木にそれぞれ剋 (か) つとされること。五行相克。
【語源・由来】
「相」は「たがいに。」
「克」は「がんばって打ちかつ。」
【類義語】
対立、相反、競合
【対義語】
協働、共闘
相克(そうこく)の使い方
嫁と姑の相克を書いた物語が多いよね。
婿入りする男性はまだまだ少ないから、婿と舅の相克は少ないわね。
しかも核家族化が進んでいるしね。
婿と舅の相克の物語が増えることはないかもね。
相克(そうこく)の例文
- 理想と現実が相克する。
- 霊肉の相克に悩む。
- 愛と憎しみという相克する感情。
- 理性と感情の相克。
- 不安な気持ちと好奇心が相克する。
「相克」と「相剋」の違いは?
「相克」は、元々は「相剋」と書きました。
「相剋」の「尅」は俗字です。現在では「相克」と通用します。
「相克」も「相剋」も同じ意味です。
「俗字」とは、正字ではないが世間一般に使われている漢字をいいます。
他にも「恥」を「耻」、「卒」を「卆」、「館」を「舘」と書く例があります。