【二字熟語】
反響
【読み方】
はんきょう
【意味】
①音波が障壁にぶつかって反射し、再び聞こえる現象。こだま。
②発表された事柄・出来事などの影響によって起こるさまざまの反応。
【語源・由来】
「反」は「はねかえる。はねかえす。」
「響」は「音や声が空気に乗って伝わる。ひびき。」
【類義語】
残響、余韻、響き
反響(はんきょう)の使い方
この広告の女優さんは、透明感があっていいよね。
この広告に対する反響はすごいみたいで、この子は誰?という問い合わせが多いんですって。
ポスターをはがして持って帰りたいくらいかわいいもんね。
広告の反響が大きいと、広告を企画した人も撮影した人もうれしいでしょうね。
反響(はんきょう)の例文
- その投稿は、1万イイネを超える反響を集めました。
- この広場は音が反響しやすいのでお静かにお願いします。
- この映画は、海外で大反響を呼びました。
- 悪い結果になって夫人の上に反響して来たその笑いはもう取り返せなかった。(夏目漱石、明暗)
- 連載中から反響があり、映像化の話が進んでました。
「反響」と「影響」「反応」との違いは?
「反響」に似ている語に「影響(えいきょう)」「反応(はんのう)」があります。
「反響」と「影響」の違いは?
「影響」は、
①物事の力や作用が他のものにまで及ぶこと。また、その結果。
②影と響き。また、物事の関係が密接なこと。
という意味です。
「反響」は、発表された事柄・出来事などの「影響」によって起こるさまざまの反応をいいます。
なので「反響」と「影響」は、密接な関係にある語ですが、意味は違います。
「反響」と「反応」の違いは?
「反応」は、
①ある働きかけに応じて起こる物事の動き。
②生体が刺激に応じて活動を起こすこと。
③物質の相互作用によって別の物質を生じること。化学反応や核反応。
という意味です。
「反響」は、発表された事柄・出来事などの「影響」によって起こるさまざまの「反応」をいいます。
なので「反響」と「反応」は、密接な関係にある語ですが、意味は違います。