【二字熟語】
如才
【読み方】
じょさい
【意味】
(多く打消しの語を伴って)物事をぞんざいにすること。手抜かりがあること。粗略。
【語源・由来】
眼前に神がいるかの如く手落ちなく祭る意の「如在」から。
【類義語】
粗略
如才(じょさい)の使い方
あのコーヒーショップでバイトがしたいなあ。
健太くんは如才ないけど気が弱いから、接客ができるのか心配だわ。
あの店は変な客が少ないから大丈夫じゃないかな。
変な客はいないけど、意識高い系を装った厄介な客は多いわよ。
如才(じょさい)の例文
- ともこちゃんは如才なく挨拶した。
- 彼のような如才ない男はいつの間にか幕府に取り入ったに違いなかった。(井伏鱒二 小説日本芸譚)
- その上岡本の叔父には普通の成功者に附随する一種の如才なさがあった。(夏目漱石、明暗)
- 彼は本当に如才ない人で、自分の家に誰が来ても決して嫌な顔をしたりしない。(山本文緒、紙婚式)
- 如才ない健太くんは幹事にぴったりだ。
「如才なく振る舞う」とは?
「如才」を用いた表現の一つに「如才なく振る舞う(じょさいなくふるまう)」があります。
「如才なく振る舞う」とは、手抜かりなく振る舞う、愛想よくふるまうという意味です。
【例文】
- 重い空気を変えようと、如才なく振る舞った。
- 健太くんは不器用なので如才なく振る舞うことができない。