【二字熟語】
些少
【読み方】
さしょう
【意味】
分量や程度がきわめてわずかであること。すこし。
【語源・由来】
「些」は「いささか。わずか。すこし。」という意味。「少」は「すくない。すこし。わずか。まれ。数や量がすくない。」という意味。「些少」は似た意味の漢字を重ねて意味を強めた熟語で「すこし」という意味。
【類義語】
微々たる、爪の垢ほど、僅少、少量、わずか、少々
【対義語】
莫大、膨大
些少(さしょう)の使い方
昨日泥棒に入られたんだよ。
被害はなかったの?
些少のお金は盗まれたけれども、他は大丈夫だったよ。
戸締りはしっかりしないとね。
些少(さしょう)の例文
- ともこちゃんにとっては大問題だが、健太くんにとっては些少の差支えもない。
- 些少でも貢献したいと考えている。
- 取るに足らない些少なものでも公平に分配しないと兄弟げんかになった。
- 些少ではございますが会費としてご受納ください。
- 健太くんの行動に些少の迷惑を感じた。
「些少ではございますがお納めください」とは?
ビジネスシーンで「些少ではございますがお納めください」という言葉を聞いたことがあると思います。
手土産や謝礼などを渡したり贈ったりする際に使われます。
「納める」は「物や金銭などを受け入れる。受納する」という意味です。
「お納めください」と依頼の形で使うことで「受け取って欲しい」という気持ちを伝えることができます。
さらに「些少ではございますが」を加え、「些少ではございますがお納めください」とすることで「遠慮しないで受け取って欲しい」という意味になります。
ビジネスだけでなくプライベートでも使うことができます。目上の方や敬語を使う間柄の相手に謝礼などを贈ったり渡したりするときに使います。