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「一助」の意味と使い方や例文!「一助を担う」とは?(類義語)

一助の読み方・意味とは?(類義語)

意味

【二字熟語】
一助

【読み方】
いちじょ

【意味】
わずかばかりの助け。少しの足し。

二字熟語の博士
「一助」という言葉は、少しだけ助ける、少しの力添えを表すんだよ。

大きな支援ではなく、小さな援助を意味しているんだ。

助手ねこ
なるほどな、つまり「ちょっとした手伝い」ってことかいな。

大きな助けじゃなくても、ちょこっとした力添えでも、人には有り難いもんやな。それが「一助」ってわけやね。

【語源・由来】
「一」は「数の名。ひとつ。」
「助」は「たすける。たすけ。」

【類義語】
尽力、支援、助力

一助(いちじょ)の解説

カンタン!解説
解説

「一助」っていう言葉はね、ちょっとした助けやサポートのことを言うんだよ。たとえば、あんまり大きな力じゃなくても、ちょっとした手助けができること、それが「一助」なんだよ。

例えば、「家計の一助とする」っていう時は、家のお金の出入りに少しだけ貢献するっていう意味になるよ。だから、アルバイトをして、そのおこずかいを家に入れる、それが家計の一助になるってわけだね。

また、「理解の一助とする」っていう時は、何かを理解するのにちょっとだけ助けるっていう意味になるよ。たとえば、新しい言葉を覚えるときに、その言葉の意味を示す絵を見ると、その言葉の理解にちょっとだけ助けになるよね。それが「理解の一助」っていうわけだよ。

だから、「一助」っていう言葉は、何かを少しだけ助ける、ちょっとだけ貢献するときに使う言葉なんだよ。

一助(いちじょ)の使い方

ともこ
健太くん。この街の観光大使になったそうね。
健太
僕が観光大使になることで、この街の知名度が高まる一助になればいいと思って快諾したんだよ。
ともこ
そもそも、健太くんの知名度が高くないわよね。
健太
これから売れに売れて、その発言を撤回させるから見ててよね。

一助(いちじょ)の例文

例文
  1. 内職をして、子育てをしながら家計の一助とした。
  2. 私たちの取り組みが、ウクライナの人たちの一助になればいいと思う。
  3. 音楽は、聴いてリラックスすることで症状緩和の一助になるかもしれない。
  4. ヒノキ花粉が増え始めると、スギ花粉は飛散のピークを越える傾向があるため、ヒノキ花粉の増加をスギ花粉のピーク越えの判断の一助としています。
  5. ニュースを見て対岸の火事と思わず、当事者意識を持って考える人が増える一助になればいい。

一助の文学作品などの用例

  1. ・・・口を正当に価値づける一助になれば、望外の仕合せだと思っている。 芥川竜之介江口渙氏の事

  2. ・・・沢田先生のおくらしの一助という名目に負けて、おいでを願う事にして・・・ 太宰治千代女

  3. ・・・独特の位地を説明する一助となるであろう。 誤解のないために繰り返・・・ 寺田寅彦ルクレチウスと科学

「一助を担う」とは?

一助」を用いた表現の一つに「一助を担う(になう)」があります。

一助を担う」の「担う」とは、 「ある物事を支え、推し進める。また、自分の責任として身に引き受ける。負担する。」という意味です。

一助を担う」とは、わずかばかりの助けだが、ある物事を支え推し進めるという意味です。

ビジネスの場面では、目上の人に対して自分の助けを謙遜していう場合に「一助を担うよう努力する所存です」のように「一助」が使われます。

二字熟語の博士
「一助を担う」という表現は、少しの助けでもそれが大きな支えとなり、何かを前進させる力になる、という意味があるんだよ。
助手ねこ
なるほどな。つまり、「ちょっとだけ助けるけど、それが結局は大きな力になる」ってことやな。たとえば、小さな石を持ち上げて山に足すみたいな感じやな。

小さい力でも、それが何かを進めるためには大事なんやな。これは、「小さなことでも力になる」ってことを教えてくれる言葉なんやな。