【二字熟語】
跋扈
【読み方】
ばっこ
【意味】
上を無視して権勢を自由にすること。転じて、一般に、勝手気ままにふるまうこと。のさばりはびこること。
【語源・由来】
「跋」は「踏む。」「扈」は竹やな。
「後漢書」崔駰伝から。大魚が梁(やな)の中に入らないでおどりこえることから。
【類義語】
のさばる、横行
跋扈(ばっこ)の使い方
最近の詐欺組織は手口が巧妙で警察の手に負えないようだよ。
詐欺集団が跋扈している嫌な世の中よね。
昔のようにわかりやすい詐欺師が減ったよね。
個々の自己防衛意識を高めないとだめね。
跋扈(ばっこ)の例文
- 軍閥が跋扈する。
- インターネット上で悪徳業者が跋扈している。
- 無法者の集団が跋扈して残虐行為が行われた。
- 強盗が跋扈している。
- 新宿は、日本のあらゆる悪が跋扈している無法地帯というイメージだ。
「跳梁跋扈」とは?
「跋扈」を用いた語に「跳梁跋扈」があります。
「跳梁跋扈」とは「跳びはねのさばること。悪人などが好き勝手に振る舞うこと」という意味です。
「跳梁」はおどりあがってはねるという意味で、転じて気ままに振る舞うことを言います。
【例文】
- 暗黒街をギャングが跳梁跋扈している。
- ゲリラが跳梁跋扈する地域は近寄らないように。
- 日本の近海に海賊が跳梁跋扈していた時代がある。