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「跋扈」の意味と使い方や例文!「跳梁跋扈」とは?(語源由来・類義語)

【二字熟語】
跋扈

【読み方】
ばっこ

【意味】
上を無視して権勢を自由にすること。転じて、一般に、勝手気ままにふるまうこと。のさばりはびこること。

【語源・由来】
「跋」は「踏む。」「扈」は竹やな。
「後漢書」崔駰伝から。大魚が梁(やな)の中に入らないでおどりこえることから。

【類義語】
のさばる、横行

跋扈(ばっこ)の使い方

健太
最近の詐欺組織は手口が巧妙で警察の手に負えないようだよ。
ともこ
詐欺集団が跋扈している嫌な世の中よね。
健太
昔のようにわかりやすい詐欺師が減ったよね。
ともこ
個々の自己防衛意識を高めないとだめね。

跋扈(ばっこ)の例文

  1. 軍閥が跋扈する。
  2. インターネット上で悪徳業者が跋扈している。
  3. 無法者の集団が跋扈して残虐行為が行われた。
  4. 強盗が跋扈している。
  5. 新宿は、日本のあらゆる悪が跋扈している無法地帯というイメージだ。

「跳梁跋扈」とは?

跋扈」を用いた語に「跳梁跋扈」があります。

跳梁跋扈」とは「跳びはねのさばること。悪人などが好き勝手に振る舞うこと」という意味です。

跳梁」はおどりあがってはねるという意味で、転じて気ままに振る舞うことを言います。

【例文】

  1. 暗黒街をギャングが跳梁跋扈している。
  2. ゲリラが跳梁跋扈する地域は近寄らないように。
  3. 日本の近海に海賊が跳梁跋扈していた時代がある。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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