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「消耗」の意味と使い方や例文!「消費」「摩耗」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
消耗

【読み方】
しょうもう

「しょうこう」の慣用読み。

【意味】
使って減らし、なくすること。使ってなくなること。また、体力・気力などを使い果たすこと。

【語源・由来】
「消」は「きえる。ほろびる。なくなる。」
「耗」は「へる。へらす。すりへらす。」

【類義語】
損耗、減損

消耗(しょうもう)の使い方

健太
水泳の授業は体力を消耗するね。
ともこ
水泳の授業が一時間目の日は悲劇だわ。
健太
朝だから水温は低いし、一日中気怠いし最悪だよね。
ともこ
水泳は午後からにしてほしいわ。

消耗(しょうもう)の例文

  1. 燃料を消耗する。
  2. 神経を消耗する仕事。
  3. スタミナを消耗した。
  4. 電池の消耗が激しい。
  5. エネルギーの消耗を押さえる。

「消耗」と「消費」や「摩耗」の違いは?

消耗」に似ている語に「消費(しょうひ)」や「摩耗(まもう)」があります。

「消耗」と「消費」の違い

消費
①費やしてなくすること。つかいつくすこと。費消。(例:電力を消費する。)
②欲望の直接・間接の充足のために財・サービスを消耗する行為。生産と表裏の関係をなす経済現象。

という意味です。

消耗」と「消費は、なくするという点は同じです。

しかし消耗」は体力・気力を使い果たすという意味であるのに対し、「消費」は欲望の充足のための経済現象という意味で使われ、全く異なります。

また、「消費」は時間に対して使われますが、「消耗」は時間に対して使われない点も異なります。

「消耗」と「摩耗」の違い

摩耗」はする減ること。ある面が他の面で擦られて減る現象。(例:シャフトが摩耗する。)

という意味です。

消耗」が使って減らすという意味であるのに対し、「摩耗」は擦れて減ることをいいます。

また、「消耗」には「体力を消耗する。」のように体力・気力などを使い果たすことという意味がありますが、「摩耗」にはありません。