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「別離」の意味と使い方や例文!「離別」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
別離

【読み方】
べつり

【意味】
別れること。別れ。離別。

【語源・由来】
別れ離れる意。

【類義語】
別れ、離別、決別

【対義語】
会う、邂逅

別離(べつり)の使い方

ともこ
健太くん。調子が悪そうね。
健太
二人三脚で歩んできた専属コーチと別離したからね。
ともこ
やむを得ない事情があったのよね。
健太
そうなんだ。やむを得ないからしょうがないんだけど、つらいなあ。

別離(べつり)の例文

  1. 一時的な別離にすぎないと思っていたのに、二度と会うことはかなわなかった。
  2. 少年たちの生活はすっかり暗い空気に沈んでしまった。どんなに深い悲しみの目で、みなはあの別離のときを見送ったことだろう。(ヴェルヌ 二年間の休暇 15少年漂流記)
  3. たぶん女も二人の別離について直感するところがあつたらうと野村は思つた。(坂口安吾 戦争と一人の女)
  4. 死は二度と会えない完全な別離を意味する。
  5. 長く生きれば生きるほど、人は多くの別離と直面することになる。

「別離」と「離別」の違いは?

別離」に似ている語に「離別(りべつ)」があります。

離別」とは、
①人に別れること。別離。
②夫婦の関係を断つこと。離婚。

という意味です。

別離」も「離別」も、何かの事情で離れ離れになることをいいます。

しかし「別離」は、親しい人との別れ、かつ、やむをえない事情での別れの際に使われます。

対して「離別」は、幅広く離れ離れになることをいい、離婚するという意味でも使われます。