読み方で悩みやすい漢字の一つに、「手斧」があります。
Q「手斧」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
手斧の読み方
- 「ちょうな」
- 「ておの」
- 「ちょうな」と「ておの」両方とも
このページでは、悩みやすい「手斧」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「手斧」の読み方は、「ちょうな」?「ておの」?
手斧の正しい読み方は、「ちょうな」「ておの」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。
「手」の音読みには「シュ」「ズ」、訓読みには「て」「た」があります。また、「斧」の音読みには「フ」、訓読みには「おの」があります。
手斧の読み方は「ちょうな」「ておの」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。
正解は、③の「ちょうな」と「ておの」の両方です。
広辞苑には「ちょうな」「ておの」の両方の項目があり、さらに「ちょうの」「ちょんの」の項目があります。「ちょうな」には「『てをの』が『てうの』と転じ、さらに訛ったもの」とあり、「ちょうの」には「『てをの』の転」とあり、「ちょんの」には「(大阪で)ちょうなに同じ」とあります。
「手斧」の意味は、「ちょうな」も「ておの」も同じ
手斧の意味は「木材のあら削りに使う大工道具」です。
「手」には「て」「手に持つ」などの意味があります。一方、「斧」には「おの」「まさかり」などの意味があります。
手斧を用いた例文には「新年に手斧(ちょうな)初めの儀式を行う」があります。
まとめ
- 手斧の読み方は、「ちょうな」「ておの」のどちらも正しい。
- 他にも「ちょうの」「ちょんの」の読み方がある。
- 手斧は「木材のあら削りをする大工道具」を意味する。