延伸の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
延伸
【読み方】
えんしん
【意味】
時間や距離などをのばすこと。また、のびること。延長。
時間が短かったら、もっと長くする。道路が短かったら、もっと伸ばすってわけやな。一つの物事をさらに大きく、長くすることを「延伸」って言うんやな。
【語源・由来】
「延」は「長くのびる。のばす。」
「伸」は「のびる。のばす。」
【類義語】
延長
【対義語】
短縮、縮小
延伸(えんしん)の解説
「延伸」っていう言葉はね、時間や距離を伸ばす、つまり、長くすることを意味しているんだよ。また、自然と何かが長くなることも「延伸」と言うんだ。
例えば、遊びが楽しくて、「もうちょっと遊ぼう!」と時間を長くすることを「時間を延伸する」と言うんだよ。また、電車の線路が新しく伸ばされることも「線路が延伸する」と言うよ。
そして、「僅に其の死刑を、延伸せるは、誠に危く見えにけり」〈竜渓・経国美談〉っていう文はね、簡単に言うと、「その死刑をちょっとだけ先延ばしにするのは、本当に危ないと思うよ」っていう意味だよ。ここでも「延伸」は時間を伸ばす、つまり、先延ばしにするという意味で使われているんだね。
だから、「延伸」っていう言葉は、時間や距離を長くすること、または何かが自然と長くなることを表しているんだよ。
延伸(えんしん)の使い方
延伸(えんしん)の例文
- 寝たきりで長生きしても意味がない、健康寿命を延伸する必要がある。
- 北陸新幹線が敦賀まで延伸する。
- サンゴを守るために護岸工事の延伸に反対する。
- エレベーターを10階から11階に延伸する工事を行う。
- 不景気のため昇給を延伸するといわれた。
「延伸」と「延長」の違いを解説
「延伸」に似ている語に「延長(えんちょう)」があります。
「延長」は、
①長さや期間を延ばすこと。また、延びること。
②足し合わせた全体の長さ。
③ひと続きのもの。つながるもの。
④数学で、線分を、それを含む直線上の両方向または一方向へ、より長く延ばすこと。
⑤哲学で、物体が空間を占める存在の様式。延長を物体の本性として物そのものに帰属させる立場(デカルト)と、純粋直観の形式として主観に帰属させる立場(カント)とがある。広がり。
⑥「延長戦」の略。
という意味です。
「延伸」も「延長」も、時間や距離などをのばすことをいいます。
しかし「延長」には、数学や哲学で使われる意味やひと続きのものという意味がある点が「延伸」と違います。
また、「延長」は、長さや期間を延ばすことを指し、さらに多義的な単語で、特定の線や期間をより長くすることから、連続性や一体性を表すこともあるんだ。
そんで、「延長」は、ちょっと意味が広いみたいやな。「この線、もっと長くしよう」や、「この期間、もっと伸ばそう」のような具体的な延長から、「これら全てがつながってる」みたいな一体感を表す使い方まであるみたいやで。
つまり、「延長」するという意味があるんだ。