姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

転寝の読み方!「ごろね」と「うたたね」正しいのは?

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「転寝」があります。

問題

Q「転寝」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

転寝の読み方
  1. 「ごろね」
  2. 「うたたね」
  3. 「ごろね」と「うたたね」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「転寝」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「転寝」の読み方は、「ごろね」?「うたたね」?

読み方

 

転寝の正しい読み方は、「ごろね」「うたたね」どちらなのでしょうか。

「ごろね」「うたたね」どちらにも聞き覚えがありそうですね。

 

「転」の音読みは「テン」、訓読みは「ころ(がす・がる・げる・ぶ)」表外読として「うた(た)」「うつ(る)」「くるり」「こ(ける)」「まろ(ぶ)」となります。

一方「寝」の音読みは「シン」、訓読みは「ね(かす・る)」表外読みとして「みたまや」「みにく(い)」「や(める)」となります。

このことから「ごろね」「うたたね」どちらも正しそうですがどうなのでしょう。

 

結論を言ってしまうと、転寝の読み方は「ごろね」「うたたね」どちらも間違いではありません。

つまり、答えとしては3つ目の「両方とも」ということになります。

ただし、「ごろね」と「うたたね」それぞれで読む場合に、若干意味が異なります。

また、一般的には転寝は「うたたね」と読まれることが多いようですね。

 

一説には転寝を「ごろね」「うたたね」と読むのは熟字訓ともいわれています。

熟字を訓読みにするのが熟字訓です。

訓読みが漢字を日本語として意味が通じるように読ませるように、熟字訓とは熟語に対して日本語の意味が通じる読み方で読ませたものです。

簡単にいってしまえば、一つの熟語に対して訓読みをしているということですね。

他にも今日(きょう)明日(あした)昨日(きのう)等様々な熟字訓があります。

 

とはいえ、転寝はそのままでも「ごろね」「うたたね」と読むこともできますね。

「転寝」の意味は、「ごろね」と「うたたね」で違う!

意味

転寝の意味としては「ごろね」と「うたたね」で意味が若干異なります。

まず「ごろね」ですが、「寝支度もしないで、ごろりと横になり寝ること」の意味となります。

一方「うたたね」の場合には、「寝るつもりもなく横になっているうちに、うとうとと眠ること」の意味となります。

同じような意味合いですが、微妙に意味が異なるのですね。

 

転寝を使った例文として「床で転寝(ごろね)する」「こたつで転寝(うたたね)してしまった」などがあります。

まとめ

まとめ
  • 転寝の読み方は「ごろね」「うたたね」どちらも正しい。
  • 「ごろね」「うたたね」それぞれ意味が異なる。
  • 「ごろね」は「寝支度もしないで、ごろりと横になり寝ること」の意である。
  • 「うたたね」は「寝るつもりもなく横になり、うとうとと眠ること」の意である。
【スポンサーリンク】