愚策の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
愚策
【読み方】
ぐさく
【意味】
①愚かな策略。
②自分の策略の謙譲語。
もう一つは、「自分の考えた計画を、わざと控えめに言う」ってことやね。自分のアイデアや計画を、大げさに言わずに、謙虚に説明するときに使うんやな。
【語源・由来】
愚かな策略の意。
【類義語】
愚行、蛮勇、無謀
【対義語】
妙策
愚策(ぐさく)の解説
「愚策」という言葉は、二つの意味を持っているんだよ。
まず、一つ目の意味は「おろかな策略」。これはね、ちょっと賢くない、つまり、あまり良くない計画や方法のことを言うんだ。例えば、「その愚策によって、会社は大きな損失を被った」というのは、その計画がうまくいかなくて、会社がお金をたくさん失ったことを示しているんだよ。つまり、計画がうまくなかったから、困ったことが起こったという意味だね。
もう一つの意味は、「自分の策略の謙譲語」。これは、自分の計画や考えを控えめに言うときに使うんだ。日本語には謙虚に話す文化があるから、自分の考えや計画を卑下して、相手に失礼がないように話すことがあるんだよ。たとえば、自分が何か提案をするときに、「私の愚策ですが」と言って、相手に対して謙虚な態度を示すんだ。
だから、「愚策」という言葉は、一つには「うまくない計画」を、もう一つには「自分の考えを控えめにいう」時に使う言葉なんだね。
愚策(ぐさく)の使い方
愚策(ぐさく)の例文
- 愚策を弄して失態を演じる。
- 勢いのある相手と正面からぶつかり合うのは愚策としかいいようがない。
- 海津城などを攻めてその背後から、信玄に攻めかかられるような愚策を取るわけはないのだ。(菊池寛、日本武将譚)
- あの大国を敵に回すのは愚策である。
- それは愚策だと、皆口をそろえて反論した。
愚策の文学作品などの用例
「愚策を弄する」とは?
「愚策」を用いた表現の一つに「愚策を弄する(ぐさくをろうする)」があります。
「愚作を弄する」とは、愚かな策略を用いることをいいます。
要するに、あまり賢明でない方法で何かをしようとすることを意味しているんだ。
まるで、ぐだぐだな計画を立てて「これでいけるで!」って言うけど、実はそんなんで上手くいくわけないってことやな。カンタンに言うたら、ちょっとおかしな方法で物事を解決しようとするってことやね。
【例文】
- 新しい感染症が次々に発生し、愚策を弄している暇はない。
- 愚策を弄するより、一つ一つを完ぺきにこなす方がよほど大事だ。
そして第二は、自分の策略や計画について話す時に、へりくだって言う方法なんだ。