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「上様」の意味と使い方や例文!将軍・領収書での意味合いは?(類義語)

上様の読み方・意味とは?(類義語)

意味

【二字熟語】
上様

【読み方】
うえさま

【意味】
①天皇・将軍など、高貴な人の敬称。おかみ。
②領収書などで、相手の名前の代わりに書く語。じょうさま。

二字熟語の博士
「上様」という言葉には二つの意味があるんだよ。

一つ目は、天皇や将軍のような、とても高い地位にいる人を尊敬して呼ぶ時の言葉だよ。二つ目は、領収書などで、相手の名前の代わりに使うこともあるんだ。

助手ねこ
なるほどな、それはつまり、「上様」って言葉は、1つはえらい人、例えば天皇さんや将軍さんみたいな人を敬って呼ぶ時の言葉やな。

もう1つは、領収書とかで、相手の名前を書く代わりに「上様」って書くこともあるんやな。めっちゃ便利な言葉やな。

【語源・由来】
元々は、天皇・将軍など、高貴な人の敬称。

【類義語】
おかみ

上様(うえさま)の解説

カンタン!解説
解説

「上様」っていう言葉は二つの意味があるんだよ。

1つ目の意味は、とっても大切な、高貴な人の敬称のこと。天皇や将軍のような、すごく立派な地位にいる人を指すときに使うんだ。例えば、昔、お城の中で将軍のことを話すときに、「上様のお言葉」とか「上様のお考え」みたいに使うんだよ。

2つ目の意味は、領収書や書類で、相手の名前の代わりに書く語のこと。つまり、本当は名前を書くべきところを、「上様」って書くんだ。これは、相手を敬う意味合いがあるよ。例えば、レストランで食事をした後にもらう領収書に、「上様」と書いてあることがあるよ。これは「お客様」と同じような意味で、お店側が客を大切に思っている証拠なんだね。

だから、「上様」って言葉は、大切な人を尊敬するときや、書類で相手を敬うときに使われる言葉なんだよ。

上様(うえさま)の使い方

ともこ
健太くん。買い物をしたら領収書を書いてもらってね。
健太
宛名は上様でいいの?
ともこ
その通り。上様って書いてもらってね。
健太
合点承知の助!

上様(うえさま)の例文

例文
  1. 絶対に上様の命令には逆らえません。
  2. 私の代わりに上様をしっかりお守りするのじゃぞ。
  3. 上様からお許しをいただくことはかなわなかった。
  4. いつかは上様のお耳にはいることと思っておりましたが、こんなに早いとは予想外でした。
  5. 上様は、何も考えていないようでしっかり国民のことを考えています。

上様の文学作品などの用例

  1. ・・・接言上に及びければ、上様には御満悦に思召され、翌朝卯の刻御供揃い・・・ 芥川竜之介三右衛門の罪
  2. ・・・「先日、お母上様のお言いつけにより、お正月用の餅と塩引、一包、キ・・・ 太宰治帰去来
  3. ・・・叔父上様。」 月日。「謹啓。文学の道あせる事無用と確信致し居る者・・・ 太宰治虚構の春

将軍・領収書での意味合い

元々、天皇や将軍・貴人のことを「上様」と呼んでいました。

現代では、領収書の宛名に「上様」と書くことが多いです。

これは、相手の名前を領収書に書くのは失礼だということ、また、天皇や将軍・貴人のことを「上様」と呼んだ名残で、敬意を表して「上様」と書くようになりました。

二字熟語の博士
昔は、天皇や将軍、その他の貴重な人々を「上様」と呼んで敬っていたんだよ。今日では、領収書の宛名に「上様」と書くことが一般的になっているんだ。これは、領収書に直接相手の名前を書くのは失礼とされ、また昔の「上様」を尊重する風習が続いているからなんだ。
助手ねこ
あぁ、そやな。昔はな、大事な人たち、天皇さんや将軍さんを「上様」と呼んでんねんてな。それがな、今や領収書にも使われてるねん。名前を直接書くのは失礼やから「上様」って書くんやて。それはな、昔からの敬意の表現が生き続けてる証やな。昔の人たちの思いやりや礼儀が今もなお続いてるんやな、これは。
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