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反故の読み方!「ほご」と「ほうご」正しいのは?

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「反故」があります。

問題

Q「反故」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

反故の読み方
  1. 「ほご」
  2. 「ほうご」
  3. 「ほご」と「ほうご」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「反故」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「反故」の読み方は、「ほご」?「ほうご」?

読み方

 

反故の正しい読み方は、「ほご」「ほうご」どちらなのでしょうか。日常ではあまり使ったことがない難しい読み方もあるかもしれませんね。

「反」の音読みには「ハン」「ホン」「タン」、訓読みには「そ(る)」「かえ(る)」などがあります。また、「故」の音読みには「コ」、訓読みには「ゆえ」「ふる(い)」「もと」「ことさら(に)」があります。

反故の読み方は「ほご」「ほうご」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。

正解は、③の「ほご」と「ほうご」の両方です。

広辞苑には「ほご」「ほうご」の両方の項目があります。他にも「ほうぐ」「ほぐ」「ほんぐ」「ほんぐ」「ほんご」の項目がありますが、現代では「ほご」と読むことが多い熟語です。

一方、新明解国語辞典(第四版)の「ほご」には「『ほんご』の変化、『ほうご』の短呼」とあり、紙が貴重だった時代に一度書いた紙の裏を使ったことによることが記されています。

「反故」の意味は、「ほご」も「ほうご」も同じ

意味

反故の意味は「書き損じた不要の紙」、転じて「不要のものとして捨てる」「約束などを破る」です。

「反」には「かえす」の意味があります。一方、「故」にも「ふるい」「できごと」などの意味があります。

反故を用いた例文には「反故紙を利用する」「約束を反故にする」があります。

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まとめ

まとめ
  • 反故の読み方は、「ほご」「ほうご」のどちらも正しい。
  • 古くは「ほんご」「ほうご」などと読まれていた。
  • 反故は「書き損じた不要の紙」、転じて「不要のものとして捨てる」「約束などを破る」を意味する。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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