一閃の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
一閃
【読み方】
いっせん
【意味】
ぴかっと光ること。ひとひらめき。
電球が突然明るくなるみたいに、いきなりひらめいたりすることを表してるんやな。
【語源・由来】
「閃」は「きらりと光る。ひらめく。」
【類義語】
閃光、閃き、スパーク
一閃(いっせん)の解説
「一閃」っていう言葉は、一瞬でぴかっと光ること、または突然ひらめくことを表しているんだよ。たとえば、「電光一閃」っていうのは、電気がぴかっと一瞬で光る様子を言うんだ。
それからね、この言葉は、人の頭に突然アイデアが浮かんだり、何かを急に理解したりすることも指すんだ。芥川龍之介の「偸盗(ぬすっと)」という作品の中に出てくる「殺すなら、今だという気が、心頭をかすめて、一閃する」という文章は、主人公が突然、今が殺す絶好の機会だと気づく瞬間を描いているんだ。
だから、「一閃」っていう言葉は、何かがぴかっと光ることや、人の頭に突然アイデアが浮かぶことを表しているんだよ。
一閃(いっせん)の使い方
一閃(いっせん)の例文
- 剣が一閃して、敵がなぎ倒された。
- あまりにも速いスピードで、僕の目には、一閃の光が走ったようにしか見えなかった。
- 斧を一閃させると、もうそこに熊が横たわっていた。
- 相手の隙をついて、健太くんの一閃が走った。
- 一閃の光にうたれたような衝撃が走った。
一閃の文学作品などの用例
-
・・・里の曠野の五月闇を、一閃し、掠め去って、飛ぶに似て、似ぬものよ。・・・ 泉鏡花「貝の穴に河童の居る事」
「打撃一閃」とは?
「一閃」を用いた表現の一つに「打撃一閃(だげきいっせん)」があります。
「打撃一閃」の「打撃」は、ここでは、野球で打者が投手の投球を打つことをいいます。
「打撃一閃」とは、きらりと光るバッティングという意味です。
「打撃一閃」は、2013年に首位打者と最多安打に輝いた福岡ソフトバンクの長谷川勇也選手の打撃シーンを的確に表現した言葉として有名です。
長谷川選手が打席に立つ際に、エキシビションに「打撃一閃」の言葉が表示されます。
また、長谷川選手のグッズにも使われ、彼の代名詞になっています。
“一閃”とは「一瞬に光り輝く」という意味があるから、その光が「一瞬の見事な打撃」を象徴しているんだ。
ホームランを打つような強烈な一撃やな。これは、一瞬でも力を込めてボールを打つ、そんなスポーツマンの輝きを美しく表現したもんやな。
つまり、瞬間的に明るく光ることや、ふと浮かんだアイデアを指す言葉なんだ。