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「裏目」の意味と使い方や例文!「裏目に出る」とは?(類義語・対義語)

裏目の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
裏目

【読み方】
うらめ

【意味】
①さいころを振って出た目の反対側にある目。
②曲尺 (かねじゃく) の裏側の目盛り。裏の矩 (かね) 。裏曲 (うらがね) 。
③裁縫などで裏側に出た縫い目。

二字熟語の博士
「裏目」という言葉は、複数の意味があるんだよ。一つは、さいころを振ったときに出た目の反対側にある目を指す。

また、曲尺の裏側にある目盛りも「裏目」と呼ぶ。そして、裁縫で、布の裏側に出る縫い目も「裏目」と言うんだ。

助手ねこ
なるほどなあ。さいころの反対側の目、計測ツールの裏側にある目盛り、あとは服の裏側にできる縫い目も全部「裏目」っていうんやな。

それぞれちょっと違うけど、みんな何かの裏側にあるものを指してるんやな。これは「裏側にも大切なものがあるで」っていう教えやな。

【語源・由来】
さいころを振って出た目の反対側にある目の意。

【類義語】
逆効果

【対義語】
(裏目に出るの対義語)功を奏する、奏効する

裏目(うらめ)の解説

カンタン!解説
解説

「裏目」っていう言葉もいくつかの意味があるんだね。

1つ目の意味は、さいころを振って出た目の反対側にある目を指すよ。たとえば、さいころの一面に「1」が出たとき、その反対側の面には「6」があるんだ。だから、「1」の裏目は「6」になるんだ。

2つ目の意味は、曲尺(かねじゃく)の裏側にある目盛りのことを指すよ。曲尺っていうのは、角度を測るための道具で、一方の面には通常の目盛りが、もう一方の面には裏目の目盛りがあるんだ。

3つ目の意味は、裁縫などで裏側に出た縫い目のことを表すよ。たとえば、布を縫うとき、表側に縫い目が見えないようにするために、裏側に縫い目を作ることがあるんだ。その裏側に出た縫い目を「裏目」っていうんだ。

だから、「裏目」って言葉は、いずれの意味でも何かの「反対側」や「裏側」を表すときに使われるんだね。

裏目(うらめ)の使い方

健太
作戦が裏目に出てしまったね。
ともこ
急に作戦を変えたせいで、連携がうまくいっていないようね。
健太
作戦を元に戻そうか。
ともこ
今から戻しても、さらに悪くなるだけだわ。みんなの実力を信じて勝利の瞬間を待ちましょう。

裏目(うらめ)の例文

例文
  1. 健太くんの善意が裏目に出て、相手の激しい恨みを買うことになった。
  2. 今は、何をやっても裏目に出るような気がするから何もしない。
  3. 一か八かの行動は裏目に出ることが多い。
  4. もがけばもがくほど裏目に出て、孤立していくことになった。
  5. 努力したことが裏目に出ると、全てを投げ出したくなる。

「裏目に出る」とは?

裏目」を用いた表現の一つに「裏目に出る」があります。

裏目に出る」とは、よかれと思ってやったことの結果が予想と逆になるという意味です。

二字熟語の博士
「裏目に出る」という表現は、良い結果を期待して行動したにも関わらず、その結果が逆に悪い方向に進んでしまうという意味だよ。
助手ねこ
そうかいな。それはつまり、「思い通りにいかへん、逆効果になっちゃう」ってことやな。

何かをしようと思った時、いい結果を得られると思ってやったけど、結局は逆の結果が出てしまう。これは、「思い通りに行かないこと」を教えてくれるんやな。

【例文】

  1. 投手交代の判断が裏目に出て、逆転負けしてしまった。
  2. 健太くんを思ってした助言が裏目に出た。