痛手の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
痛手
【読み方】
いたで
【意味】
①重い傷。重傷。ふかで。
②大きい被害や損害。大きな打撃。
体に痛い傷があるときや、何かによって大きなダメージを受けたときに使うんやな。これは痛そうやな、注意しなあかんね!
【語源・由来】
「痛」は「いたい。いたむ。いためる。やむ。」
「手」は「て。」
【類義語】
重傷、深手、痛恨、失敗、打撃、痛打
【対義語】
薄手
痛手(いたで)の解説
「痛手」っていう言葉は二つの意味があるよ。
一つ目は、本当に身体的に大きな傷を指すんだ。「痛手を負う」っていうときは、例えば事故で重傷を負ったり、大きな怪我をしたりすることを言うんだ。
でも、もう一つの意味は、実際の身体の傷ではなく、大きな打撃や損害を受けた状況を表すんだ。「台風で稲作に痛手をこうむった」って言う時は、台風のせいで田んぼが大きな被害を受けて、とても大きな損失があったっていう意味だよ。
また、「失恋の痛手」っていうときは、恋人と別れて心がとても痛む、つまり大きな精神的な打撃を受けているという意味になるよ。
だから、「痛手」っていう言葉は、身体的な傷だけでなく、精神的なダメージや大きな損失を示す表現でもあるんだよ。
痛手(いたで)の使い方
痛手(いたで)の例文
- 株取引の失敗で、大きな痛手を受けた。
- 優秀なともこちゃんが引き抜かれたことは、わが社にとって痛手だった。
- 不況で大きな痛手を受けたが、日ごろの堅実経営のおかげで何とか乗り切ることができた。
- バブル崩壊で痛手を受けた日本経済は、未だ立ち直れないでいる。
- 健太くんの出場停止は、空手部にとって大きな痛手だ。
痛手の文学作品などの用例
「痛手を負う」とは?
「痛手」を用いた表現の一つに「痛手を負う」があります。
「痛手を負う」とは、「痛手」+助詞の「を」+「負う」から成る語です。
「痛手を負う」の 「負う」 は 「傷を受ける」 という意味です。
「痛手を負う」とは、負傷すること。打撃、損害を被ることを言います。
例えば、大切な試合で負けたら、それも一種の「痛手」になるわけや。これなら子どもでもええ感じに理解できるやろな。
【例文】
・この件で、心身共に大きな痛手を負った。
・狙った獲物に逃げられたが、相当な痛手を負っているはずだ。
・戦争によって、社会も文化も大きな痛手を負った。
しかし、それだけではなく、大きな損害や被害、つまり、大きな打撃を受けることも「痛手」と表現するんだよ。