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「耳目」の意味と使い方や例文!「耳目を集める」とは?(類義語)

【二字熟語】
耳目

【読み方】
じもく

【意味】
①耳と目。
②聞くことと見ること。
③多くの人々の注意・注目。
④上の人の意を受けて見聞したことを知らせ補佐する者。めつけ。

【語源・由来】
耳と目の意。

【類義語】
見聞、視聴、聴視、環視

耳目(じもく)の使い方

健太
この事件は、一般大衆の耳目に触れるようなニュースにならなかったよね。
ともこ
誰かがもみ消したんじゃないかしら。
健太
背景に大物政治家がいるとか?
ともこ
情報化社会になっても、大物政治家による事件のもみ消しはなくならないわよね。

耳目(じもく)の例文

  1. その学者は新説を唱え耳目を驚かせた。
  2. もっと耳目を属して世界を見聞するといい。
  3. 耳目をそばだてるような新事態が発生したのです。
  4. 健太くんはともこちゃんの耳目となってせっせと働いた。
  5. 名士の家族であっただけにそのニュースは郷里の狭い世界の耳目を聳動した。(寺田寅彦、海水浴)

「耳目を集める」とは?

耳目」を用いた表現の一つに「耳目を集める(じもくをあつめる)」があります。

耳目を集める」とは、多くの人々の注意・注目が集中するという意味です。

【例文】

  1. 小学生が同級生を刺したその事件は耳目を集めました。
  2. エベレスト登頂は世界中の耳目を集めました。