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「活気」の意味と使い方や例文!「元気」「覇気」「活力」との違いは?(類義語・対義語)

活気の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
活気

【読み方】
かっき

【意味】
生き生きとした気分。生気。

二字熟語の博士
「活気」という言葉は、とても元気で、生き生きとしている気分や雰囲気を指すんだよ。

まるで全てがはつらつとして、エネルギーに満ちているような感じだね。

助手ねこ
ああ、わかるわかる!それはつまり、どこかが元気いっぱいで、ワクワクするような感じやな。

場所や人が、みんなで盛り上がってて、ポジティブなエネルギーで溢れてるってことか。そんなところにいると、自分も元気もらえそうやな。

【語源・由来】
「活」は「勢いよく動く。生き生きしている。」
「気」は「ようす。けはい。おもむき。」

【類義語】
元気、賑やか、活発、活力、少壮、賑わう

【対義語】
消沈、閑散、憔悴

活気(かっき)の解説

カンタン!解説
解説

「活気」という言葉は、元気で生き生きとしている感じ、つまり、生命のある、あるいは動きやエネルギーのある状態を示しているんだ。それは、物や場所だけでなく、人の気持ちや心の状態を示す時にも使われることがあるよ。

たとえば、人が「活気がある」と言われると、その人は元気で、やる気が満々で、どんどん新しいことにチャレンジしたり、人とコミュニケーションをとって楽しんでいると感じられるんだ。一方で、場所や物が「活気がある」とされると、その場所や物には人々が集まったり、明るく楽しい雰囲気が漂っていたりすることを示しているよ。

「活気のある教室」というのは、その教室には生徒たちが活発に意見を交換したり、グループ活動をしていたり、先生とのコミュニケーションが盛んに行われているというイメージが湧くね。また、「活気にあふれる」という表現では、その場所が人々のエネルギーや笑い声、明るい雰囲気で満ち溢れている様子を想像できるよ。

だから、この「活気」という言葉は、元気や生命力、明るさなど、ポジティブなエネルギーを感じさせる言葉として使われることが多いんだ。何かが「活気」を持っていると感じたら、それはその場所や物、人がとても元気で、活動的で、明るい雰囲気を持っているってことを意味しているんだね。

活気(かっき)の使い方

ともこ
彼女が舞台に上がると、俄然活気を帯び始めたわね。
健太
さっきまで、皆眠そうだったのにね。
ともこ
さすが人気アイドルね。
健太
アイドルの力は最強だね。

活気(かっき)の例文

例文
  1. 活気を帯びる。
  2. 商店街が活気を失う。
  3. とても活気のある街です。
  4. 活気に満ちた魚市場です。
  5. 活気のある授業で良いですねと褒められた。

活気の文学作品などの用例

  1. ・・・畑の上は急に活気だった。市街地にも種物商や肥料商が入込んで、たっ・・・ 有島武郎カインの末裔

  2. ・・・に見るように、面白く活気のあるように、人に話して聞かせることが出・・・ 著:アルチバシェッフミハイル・ペトローヴィチ 訳:森鴎外罪人

  3. ・・・っかり忘れてしまい、活気を全身にたたえて、皆の働いてる表へ出て来・・・ 伊藤左千夫隣の嫁

「活気」と「元気」「覇気」「活力」の違いを解説

活気」に似ている語に「元気(げんき)」「覇気(はき)」「活力(かつりょく)」があります。

「活気」と「元気」の違いは?

元気」は、
①心身の活動の源となる力。
②体の調子がよく、健康であること。また、そのさま。
③天地の間にあって、万物生成の根本となる精気。

という意味です。

活気」も「元気」も、活動力が盛んで生き生きとした気分という意味です。

しかし「活気」は、「活気のあるクラス」のように、主に人間の集団に対して使われます。

対して「元気」は、活動の源となるものをいい、人間の集団だけでなく個人にも使います。

また、「元気」は、体の調子がよく健康なさまをいう意味がありますが、「活気」にその意味はありません。

二字熟語の博士
「活気」と「元気」は、どちらもポジティブなエネルギーや生命力を感じさせる言葉だけれど、意味するところが少し異なるんだ。「活気」は、何かが生き生きとしている様子、場所や集まりなどが賑やかでエネルギッシュな雰囲気を指すことが多い。

一方で、「元気」は、個人の心や体の状態を示すときに使われることが多く、心身が健康であり、エネルギーに満ちていることを意味するんだ。

助手ねこ
ほほう、なるほどな~。つまり、「活気」は、たとえば、市場や祭りがにぎわってて、みんながワイワイやってる感じやな。場所や雰囲気がエネルギッシュな感じか。

それに対して、「元気」は、「今日は元気やな~!」みたいな、一人一人の体調や気持ちがよくて、元気いっぱいってことやな。ある意味、エネルギーがバリバリある感じの状態を指すんやな。おっきな違い、しっかり覚えとこっと!

「活気」と「覇気」の違いは?

覇気」は、
①物事に積極的に取り組もうとする意気込み。
②人の上に立とうとする強い意志。野心。野望。

という意味です。

覇気」は、物事に積極的に取り組もうとする意気込みや野望をいいます。

対して「活気」は、「生き生きとした気分。生気。」をいう語なので意味が違います。

二字熟語の博士
「活気」と「覇気」は、両方とも「気」を含む言葉だが、意味するところは異なるんだ。「活気」は、何かが生き生きとしている様子や、元気で賑やかな雰囲気を示す言葉だよ。

一方、「覇気」は、積極的に何かに取り組む意気込みや、他者を超えてトップに立とうとするような強い意志、あるいは野望を指すんだ。

助手ねこ
ええと、言うてみれば、「活気」は、パワーに満ちてて、明るくて、活発な感じやな。例えば、子供が公園で元気よく遊んでる姿や、お店が賑わってる風景を想像するやろ。

それに対して、「覇気」は、もっと気合いや闘志のようなもんなんやね。野球でいうと、勝ちにこだわるピッチャーの目つきとか、ビジネスでいうと、トップを目指す社長の強い意志みたいな。これは、目的や目標に向かっての強さを感じる言葉やね。なるほどな~、似てるようでちょっとニュアンスが違うんやな。

「活気」と「活力」の違いは?

活力」は、「活動を生み出す力。元気よく動いたり働いたりする力。」という意味です。

活力」は、活発に活動するための力のことです。

対して「活気」は、「生き生きとした気分。生気。」という精神的なことをいう語なので意味が違います。

二字熟語の博士
「活気」と「活力」、これらの言葉は関連が深いが、それぞれのニュアンスには違いがあるんだ。「活気」は、ある場所や物事が生き生きとしていて、元気で賑わっている雰囲気を指す言葉だよ。

一方、「活力」は、活動や動きをサポートする力やエネルギーを意味していて、個人や組織が元気よく動いたり働いたりするための源となる力を示すんだ。

助手ねこ
ああ、わかったわかった!「活気」っていうのは、たとえば、市場やフェスがにぎわってる感じやな。元気な雰囲気ってことやろ。

それに対して、「活力」は、人が朝から晩までバリバリ動けるような、元気の源みたいなもんやな。体が元気になるエネルギーとか、会社がうまく動くための力とか、そんな感じのものを指すんやろ。ちょっと似てるけど、違う部分もあるんやな。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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