「格闘」と「確答」の違い・使い分け！「かくとう」の同音異義語

• 「賊と格闘して取り押さえる」
• 「難問と格闘する」

格闘の意味は、主に二つの側面があります。まず、物理的な側面では、二人以上の人が互いに組み合って直接的に戦うことを指します。

これはスポーツや自衛の文脈でよく見られるもので、力と技術を用いて相手と競い合います。次に、比喩的な側面では、何か困難な状況や問題に対して懸命に取り組むことを意味します。

この場合、格闘は物理的な戦いではなく、挑戦や障害に立ち向かう精神的、感情的な努力を表しています。例えば、病気との闘いや、難問を解決しようとする努力などがこれに該当します。

1. 新しいプロジェクトの締め切りに向けて、チーム全員が時間との格闘をしている。
2. 山岳救助隊は、厳しい天候条件と格闘しながら、遭難者を安全に下山させた。

• 「確答を避ける」
• 「協力することを確答する」

確答という言葉は、はっきりとした返事や確実な回答を意味します。これは、何かを尋ねられた時に、あいまいな答えや不確かな返事を避け、明確かつ確実な回答を与える行為を指します。

例えば、何かの提案に対して協力することを「確答する」とは、その提案に対して明確に協力の意志があることを示します。また、「確答を避ける」とは、はっきりした回答を与えずに曖昧な態度を取ることを意味します。

この用語は、ビジネスの交渉や日常生活の中でのコミュニケーションにおいて、意思の疎通をはっきりさせるために重要な役割を果たします。

1. プロジェクトの成功に必要なリソースの提供を、経営陣から確答を得ました。
2. 新しい方針について社員全員の理解と支持を確答するため、詳細な説明会を開催することになりました。